【6色マーカー学習法】『6色マーカー学習法Ⓡ』の有効性

 夏休みの勉強の目標を決めれば、次は、実際にその設問、その1問をどのように解くのかが、正答を導くことができるかどうかのカギになります。
 アーク進学会/6Hoursでは、蛍光マーカーを使用した6色マーカー学習法を実践しています。マーキングすることにより、キーワードやヒントを意識的に見抜きにいく習慣が身につき、カンや感覚に頼った解答ではなく、きちんと理由に基づいた解答を導くことができるようになるため、正答率も上がってきます。参考に以下は、英文の英語が得意な人と、そうでない人の英文を読んだ際の視線動向の比較ですが、やはり違いがあります。

 少し見にくいところもあると思いますが、英文の読解をする際に英語の成績が良い人と英語が苦手な人の英文を見た際の視線はどのように移動し、注視しているかを確認した一例が上の図です。成績が良い人に比べて、そうでない人の視線動向は、あちらこちらを散見し、重要である主語や動詞、文法上の注意事項に意識があまり向いていないことがわかります。つまり、成績の良い人が必要だと認識しているポイントを見抜けないまま英文を読んでいる可能性があるということになります。また、見ている時間が長いので、時間はかかるが、内容を掴み切れていないという状況が考えられます。よって、英語が読める・理解できるようになるためには、必然的に成績の良い人たちが見抜いているポイントを正確に、早く気付く勉強法を実践する必要があります。
 次に、英語が得意でない人は英文を読む際に、得意な人に比べマーカー無しの英文では約20%程度、 重要なキーワードに対する注視確率が低く、 滞留時間が短いことが分かっています。 このことが解答までの時間を延ばす要因になっていると考えられ、 正答率の低下を招いている可能性があることもわかってきています。 また, マーカーの有効性に関して、得意でない人に対しては, マーカーが引かれているときと引かれていないときを比較すると、キーワードに対する注視確率への影響が、より顕著に表われることがわかっています。
 つまり、「とにかく一生懸命勉強する。」ということではなく、「続けることにより学習効果が見込める勉強法を実践すること」が大切であるということ。
 この夏休み、今以上に少し意識的にマーキングを行い、夏休み後の全国模試や五ツ木テスト、駸々堂テスト、また定期テストで自己ベストを取ることができるよう頑張っていきましょう!