「頭の良さ」とは、「予測する力」をいうのデス part1
「頭の良さ」とは、「予測する力」をいうのデス。
脳科学・認知科学の研究で、頭脳は次に起こるべきことを予測していることがわかってきました。
例えば人で混み合った通りを歩く時でもぶつからないのは、無意識的に人の動きを予測して歩くことができるからです。逆に不意に目の前に人が現れると予測が外れぶつかってしまいます。
ボールが飛んで来れば無意識的に飛行経路を予測して避けますし、スーパーで食材を買う時も店内をどう回れば効率的か予測して動くものです。
要するに人間は五感を通じて得られた情報を基に、周りの環境を無意識に予測して行動するのです。参考までに言えば、鬱や自閉症ではこうした機能がうまく働かない症状を抱えていて、予測がうまくいかないために驚や不安を過剰に感じてしまうようです。
実はこの予測能力が、勉強において非常に重要なのです。優れた予測システムが備わっていれば、問題文から「解くために必要な知識・概念」や「答えに至る手順」が的確に予測でき、うまく正答を導くことができるのです。そして「算数が苦手」「英語が苦手」を解消して成績UPを図るPointは、問題をただ読んで何となく解くという非効率的な勉強方法を、予測システムが向上するよう手順や勉強技術を組み込むことにあるのです。