実験の視覚化でイメージをつかむ!!
理科では、濃度・圧力・気体・飽和水蒸気量…など、目に見えない内容のものを対象とする問題がよく出題されます。これらの問題が解きにくく感じられるのは、「イメージが湧かない」ために、問題の中の情報をうまく処理できないことにあります。そこで、濃度は「ビーカーの図」、天体は「位置関係の図」を描いて、問題の中のヒントも図中に書き加えていきます。このようにして、問題を解く情報を文字情報からイメージ情報に置き換えると、「数量関係」や「位置関係」をとらえやすくなり、理解が深められます。ノートに図を描いて、現象をイメージでとらえようとするこの方法を『6色マーカー学習法R』では〈紙上実験〉と呼んでいます。特に、計算問題で注意してほしいのが、数字だけに意識が向いてしまって、やみくもに式を立てようとするミスです。単位に着目しながら、図を描き視覚化することで、数量的なイメージがプラスされるため、無意味な計算式を立てるミスを防ぐことにつながります。